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【2022最新】Qoo10への出店(開設)方法・流れ・費用(手数料)をご紹介

こんにちは、hanro+(ハンロプラス)編集部のコレちゃんです!

「衝撃コスパモール」Qoo10(キューテン)をご存じでしょうか?ファッション、ビューティー、コスメなど幅広い商品を取り扱っており、その値段の安さで注目をあつめるECモールです。楽天、Yahooショッピング、Amazonの大手3社につづく流通規模のモールとして年々急成長をとげており、EC業界でも非常に関心を集めています。

特に韓国コスメや韓国ファッションが好きな、10代から30代の女性のQoo10に対する認知度は非常に高まっています。Qoo10で年に4回開催されるショッピング祭「メガ割」の時期になると、「毎日のようにQoo10から荷物が届く」ということもよくある話。とくに女性から絶大な支持を集めています。

そこで今回は、そんな注目の「Qoo10への出店方法・流れ・費用」などを具体的に紹介します!Qoo10に興味がある方や、出店を考えている方はぜひ最後までご覧くださいね!

目次

Qoo10とは?

「Qoo10」とは、eBay Japan合同会社が運営する日本国内向けオープンマーケットプレイスです。ファッションやビューティーをはじめ、スポーツ、デジタル、モバイル、ホーム、リビング、生活、食品、ベビー、エンタメ、ブック、eチケットなどあらゆるジャンルの商品が販売されています。

急成長している注目のオンラインショッピングモールQoo10ですが、まだまだご存じでない方も多く、どのようなサイトなのか不明な点も多いかと思います。

そこで、まずはQoo10について説明していきましょう。

eBay Japan合同会社が運営

Qoo10のホームページをみると「eBay」のロゴが表示されていますね。そのロゴの通り、Qoo10はeBayという会社が経営しています。

「eBay」とは、アメリカに本社を置く世界最大のオークションサイト運営会社です。そのeBay Inc.は、「eBay Japan株式会社」を2009年に設立し、日本における越境EC支援ビジネスを開始しました。ちなみに日本事業以外のQoo10については、また別の企業が運営しています。

Qoo10は当初は韓国の大手ショッピングサイトGmarket(日本の楽天のようなモール)が運営を開始し、のちにeBayが運営を引き継ぎました。そのあたりの関係で今でもQoo10では、韓国コスメや韓国ファッションを取り扱う店舗が多いようです。

2020年12月に会員数が1750万人を突破

そんなQoo10ですが、会員数は急激に増加しています。2018年4月にeBayグループ入りした直後、2018年5月に会員数1,000万人を突破し、2020年12月には会員数1,750万人を突破しています。近い時期の会員数をみると、楽天市場は1億1,590万人、Yahooショッピングは2,340万人、Amazonは約4,000万人となっています。

国内ECモールとして認知されるようになったのが、近年であることを考えると、急激に会員数を伸ばしていると言えるでしょう。特に2018年4月にeBayグループ入りしたあとは、テレビCMなどを展開して認知度の向上がはかられています。

女性の利用者が8割

Qoo10の特徴の1つは、利用者の8割が女性ということです。その中でも、10~30代の女性が利用者全体の約67%を占めており、「10代から30代の女性に人気の高いECモール」と言えるでしょう。また、15〜39歳の女性におけるQoo10の認知度は、70%以上になったとのデータも公表されています。

女性の利用者が非常に多いため、コスメ商品などが売れやすいモールとなっています。韓国のECモールの運営からはじまっており、韓国コスメや韓国ファッションなどが好きな女性を中心に認知度を高めていった経緯があり、その流れは今も変わっていませんね。

Qoo10の出店に必要なもの

まずはQoo10の出店に必要なものを説明します。今から紹介していくものを準備しておくと、出店登録がスムーズにいくので事前に用意できるものは用意しておきましょう。

■Qoo10の出店に必要なもの

  • メールアドレス
  • SMS認証用のスマートフォン
  • 本人確認書類
  • 銀行口座情報
  • (必要に応じて)販売免許情報

大前提として必要なのが、メールアドレスとSMS認証に使用するスマートフォンです。これらがないと出店者登録はできないと思っていてください。逆に言うと普通に使えるスマホがあれば誰でも登録できるくらい簡単です。以前は初期費用として10,000円が必要でしたが、現時点では不要となっています。(2021年12月現在)

出店審査に通過した後には、販売代金の振込先に関する確認として「本人確認書類」と「銀行口座情報」が必要になります。ブランド品など一部の商品を販売する際には、別途審査や「販売免許情報」が必要です。さらに「必要書類の提出」は、スマートフォンで写真撮影したり、スキャナーで読み取ったりしたものをファイルで添付するだけでとても簡単です。

それでは、「本人確認書類」「銀行口座情報」「販売免許情報」について説明します。

本人確認書類

こちらは出店者本人を確認する書類となります。法人、個人、個人事業主などによって必要書類が違いますので、ご注意ください。

法人が出店する場合履歴事項全部証明書(3ヵ月以内に発行されたもの)
個人が出店する場合パスポート、運転免許証(表裏両面)、健康保険証の内いずれか1つ
個人事業主が出店する場合個人事業の開設・廃業等届出書のコピー(屋号・代表者名が表示され、税務署の受付印があるもの)

銀行口座情報

販売代金の振込先を確認する書類として、「銀行口座情報(通帳のコピーなど)」が必要です。ネットバンクの場合は、口座情報の分かる画面のスクリーンショットまたは、銀行カードの両面コピーで代用できます。

法人の場合は「法人名義」のもの、個人の場合は「屋号などが記載されていない販売者名義」のもの、個人事業主の場合は「屋号もしくは代表者名義」のものが必要です。

販売免許情報

アルコール類やコンタクトレンズなど、販売に免許が必要な商材を取り扱う場合などは、「各種免許証・許可証などのコピー」が必要になります。

■書類提出が別途必要な商品

  • 医療品
  • 動物用医薬品
  • コンタクトレンズ
  • アルコール酒類の全般
  • 古物(アンティークを含む)
  • ふぐ

こちらの「各種免許証・許可証などのコピー」の提出も、販売管理ツールQSMにファイルを添付するだけでよいので、とても簡単です。コピーと記載されていますが、スマートフォンで撮影した画像や、スキャナーなどで読み取った画像を添付するだけです。ので安心して下さい。

Qoo10に出店する際の流れ

では、続いてQoo10に出店する流れを解説していきましょう。Qoo10に出店する際の流れは

  1. Qoo10の通常会員登録
  2. 専用WebサイトでQoo10の出店者登録
  3. 出店審査と書類チェック
  4. 出店完了

となります。そしてQoo10は申込みから販売可能日数が非常に早い!公式アナウンスでは「申し込みから最短3日で販売可能!」と、なっている位です。今すぐ販売したい人にもオススメですね。

それでは、Qoo10に出店する際の流れを具体的に説明します。

ステップ1・Qoo10の通常会員登録

まずはQoo10の通常会員登録から始めましょう。Qoo10に出店する際は、購入も行うことができる通常会員登録から登録しないといけません。すでに登録されている方は、この部分は省略できます。

通常会員登録の方法は非常に簡単。こちらのページに飛んで、必要情報を入力していくだけ。最後に登録したメールアドレスに確認メールがいきますので、それをクリックすると登録完了です。とにかく簡単ですので、まずは通常会員登録を済ませておきましょう。

ステップ2・専用Webサイトで出店者登録

出店者登録は専用Webサイトを通じて行えます。出店者登録も非常に簡単かつスピーディー!なんと約15分で登録を完了できるシンプルな手続きです。

通常会員登録が完了したら、こちらのURLをクリックして、出店者登録専用Webサイトにいき、必要情報を入力していきましょう。最後にSMSに認証コードが届きますので、認証を済ませると登録完了これで出店の申請は終了です。あとは書類審査の結果待ちとなります。

たったこれだけで出店登録まで完了してしまうんですから、非常に簡単ですね。通常会員登録の時間と合わせても、10~20分ほどで登録できるほど簡単です。

ステップ3・出店審査と書類チェック

そして、出店者登録すると出店審査がはじまります。Qoo10のホームページ上でも『お申し込みから最短3日で販売可能!』と記載されているように、数日で審査結果が分かります。また書類チェックも、必要書類が「本人確認書類」「銀行口座情報」だけで、簡易的なものと言えるでしょう。(取り扱い商品により「販売免許情報」が必要な場合あり)

他のECモールでは出店の申し込みから販売を開始するまでに2週間から1ヶ月くらいかかることを考えると、非常にスピーディーに出店審査と書類チェックが完了しますね。

ステップ4・出店完了

特に問題がなければ、申し込みから最短3日以内に出店審査と書類チェックが完了します。そして審査に通過し、必要書類チェックが完了すると「出店完了」で、いつでも商品を販売できます。

商品の出品は、Qoo10独自の販売管理ツール「QSM(Qoo10 Sales Manager)」で行います。これは、Amazonセラーセントラルの簡易版のようなツールです。商品登録から売上金の清算まで一括で管理できて、とても便利ですよ。

この販売管理ツールQSMを使って商品の出品登録をすれば出品完了です。

Qoo10の出店審査は厳しい?

Qoo10の出店者登録などは簡単に終わりましたが、出店審査と書類チェックなどは厳しいのでしょうか?

結論から言いますと『Qoo10の出店審査は厳しくない』と言えるでしょう。Qoo10のホームページ上でも『お申し込みから最短3日で販売可能!』と記載されているように、審査はとてもスピーディーに完了します。他のECモールによっては出店審査に2週間から1ヵ月くらいかかりますから、いかに出店までが早いか分かると思います。また、未成年でも保護者などの同意書があれば出店ができますよ。

ECモールによっては副業で販売する方や、個人で販売する方は出店できなかったり、審査が厳しかったりしますからね。Qoo10は副業でも個人でも出店できますので、そういった面からも審査は簡単だと言えるでしょう。

Qoo10の販売の流れ

出店が完了したら、いよいよ商品を出品していきましょう。

Qoo10では独自の「販売管理ツールQSM」と、Qoo10出店者が利用できる物流サービス「QWMS」があります。この2つを活用していけば、販売も効率的に行えます。

それではQoo10の販売の流れを説明していきますね。

1・QSMで商品の登録・販売を行う

Qoo10の商品の登録・販売はQoo10独自のツールである「販売管理ツールQSM(Qoo10 Sales Manager)」を使用して行っていきます。これは、Amazonセラーセントラル簡易版のようなツールです。専用管理画面を通じて、いつでも自由に商品を販売できます。また、販売の中止なども簡単に行えます。

HTMLの知識がなくても、商品の登録・編集を簡単に行えるのがQSMの特徴。楽天市場、YahooショッピングなどのCSVファイルを利用して、既存ショップの商品を一括登録することも可能です。

2・商品の発送

注文の成約後、入金が確認できたら商品を発送します。ここで活躍するのが、Qoo10出店者が利用できる物流サービス「QWMS」です。これは、AmazonのFBAのようなフルフィルメントサービスで、受注や在庫管理から配送までを代行してくれます。

このQWMSを利用すれば、出店者は商品を指定の物流倉庫に納品するだけですので、とても便利なサービスと言えるでしょう。Amazonでの販売同様に、Qoo10でも物流サービス「QWMS」をいかに活用するかが売上を上げるカギになりそうです。

3・入金は最短5日

販売代金の回収はQoo10が代行してくれます。そして商品の到着が確認できたら、最短5日で指定口座に入金されます。Qoo10ではクレジットカードやコンビニ払いなど多様な決済方法があり、出店者はすべての決済方法を利用できます。しかも、その決済手数料はすべてQoo10が負担してくれるのです。

その上最短5日で入金されるのは、出店者としては非常にありがたいサービスです。他のECモールでは商品の到着から入金まで20日から30日かかる場合もあります。Qoo10の入金サイクルは「非常にスピーディー」と言えるでしょう。

Qoo10の出店費用

Qoo10への出店を検討されている方にとって、出店費用がいくらかかるかは非常に気になるところです。出店費用が安ければ出店したいと思っておられる方も多いでしょう。

それでは気になる、Qoo10の出店や販売にかかる費用を説明します。

月額固定費は0円

Qoo10は月額固定費が0円です。毎月のランニングコストがかからないので、負担なくショップ運営ができますね。

また、カード決済の手数料もかかりません。Qoo10はシンプルな料金体系になっており、料金が発生するのは取引が成立した時だけの「完全成果報酬型」になっています。店舗運営するうえで、月ごとにかかる固定費は非常に重い負担になります。月額固定費は安いにこしたことはありませんからね。

たとえば、楽天市場にスタンダードプランで出店して月額売上300万円の場合は、月額出店料(固定費)5万円+売上に対する月額費用(ランニングコスト)約30万円=月額費用として約35万円かかります。いかにQoo10が低コストで運営できるかが分かりますね。Qoo10の月額固定費0円は、出店者の強い味方と言えるでしょう。

販売手数料は6%~10%

Qoo10の販売手数料は6~10%となっています。手数料率は、商品の種類によって異なっています。

■販売手数料(注文成約時に6~10%の販売手数料が発生します)

カテゴリグループ手数料率例外カテゴリ
レディースファッション10%なし
ビューティ コスメ10% なし
メンズファッション
メンズバッグ・シューズ
メンズアウトドア
10%ゴルフ6%
自転車8%なし
テレビ、タブレット、パソコン、カメラ、テレビゲーム8%なし
スマートフォン10%SIMフリー本体8%
家電8%美容、健康家電10%
日用品雑貨、家具・インテリア、キッチン用品、文具、ホビー・コスプレ、アダルト、寝具10%なし
ガーデニング・DIY・工具、ペット、カー用品9%なし
楽器6%なし
ドラッグストア9%なし
食品、米・雑穀、健康食品・サプリ、飲料、お酒10%ビール6%
キッズ、ベビー・マタニティ、おもちゃ・知育9%なし
K-POP、本、旅行・レジャー10%なし
CD、DVD・Blu-ray、チケット6%なし

【販売手数料例】

販売手数料10%である以下の条件で、SDカードを販売した場合

【販売価格】

  • 商品価格:3,000円
  • 送料:500円
  • 追加オプション(専用ケース付):500円

【販売手数料の計算】

  • 4,000円(3,000円+500円+500円)×10%=400円(販売手数料)
  • 400円×10%=40円(消費税)
  • 販売手数料:440円

なお、Qoo10の販売手数料はクレジットカードなどの決済手数料込みの金額となっています。販売手数料以外に費用はかかりませんので安心ですね。

セラーレベル

Qoo10にはセラーレベルという制度があります。このセラーレベルはショップの取引金額に応じて毎月変動します。セラーレベルが上がると、入金サイクルが早くなるなどの優遇措置をしています。

以前はセラーレベルによって、販売手数料のパーセンテージに差をつけていましたので、今後もセラーレベルに応じた優遇措置などを実施する可能性はあります。できるだけセラーレベルは上げておいて損はありませんよ。

セラーレベルレベルの昇格基準レベルの維持基準
一般セラー新規出店の際に適用される初期レベルになります。
優秀セラー直近12ヶ月の取引金額が100万円以上前月の取引金額が10万円以上
パワーセラー直近12ヶ月の取引金額が500万円以上前月の取引金額が50万円以上

※上記条件を満たす場合であってもサービスポイントが マイナスの場合は、ショップレベルの昇格および維持は行われません。

※サービスポイントは、セラーのサービス水準を評価するポイントで、配送遅延の有無・クレーム件数・購入者の評価を総合して判断されます。

Qoo10独自のサービス

Qoo10には、独自の物流サービス「QWMS」や販売管理ツールQSMがあります。これは、AmazonのFBAやセラーセントラルに近いサービスで、Qoo10で効率よく売上を上げるために必要なツールと言えるでしょう。

それでは、Qoo10独自のサービスについて説明します。

1・物流代行サービス「QWMS」

Qoo10出店者が利用できる物流サービスに「QWMS」があります。これはAmazonのFBAのようなフルフィルメントサービスで、受注や在庫管理から配送までを代行する物流サービスです。このQWMSを利用すれば出店者は商品を指定の物流倉庫に納品するだけですので、とても便利なサービスと言えそうです。

また、QWMSの利用者はイベントやメルマガ等を通じて、売上の拡大を支援するサービスも受けられます。プロモーションやセールなど、初心者には手が回りにくいマーケティングについても行ってくれるので、初めてネットショップ出店する方にも心強いサービスと言えるでしょう。

QWMSの利用料は以下の通り

  • 配送料、出荷作業手数料
  • 入庫作業手数料
  • 梱包材費用
  • 条件などにより発生する料金(SKUラベリング料、パッキング費用、在庫保管料)

2021年12月現在での「配送料・出荷作業手数料の合計額」は、「宅配便:税込み510円から」「ゆうパケット:税込み262円から」です。出荷作業手数料は、前月の出荷件数により60円~75円に変動します。出荷件数が多いほど安く利用できます。また、別途料金でラベリングやパッキング(梱包)も任せられます。在庫保管料は1ヶ月の間に10個以上の出庫がある場合は無料になります。

Qoo10で売上を上げていくには「QWMS」をうまく活用することが非常に重要になるでしょう。

2・販売管理ツール「QSM」

Qoo10の販売管理ツールQSM(Qoo10 Sales Manager)は、Amazonセラーセントラルの簡易版のようなツールです。商品登録から売上金の清算まで一括で管理でき、商品の登録も簡単に行えます。

  • HTMLの知識がなくても、商品の登録・編集ができます。
  • 楽天市場、YahooショッピングのCSVファイルを利用して既存ショップの商品を一括登録できます。
  • また、モバイルアプリ(iPhoneやAndroid)をダウンロードすると、スマートフォンから販売状況を確認できます。

こちらも、とても便利な販売管理ツールと言えるでしょう。

Qoo10出店のメリット

初期費用が無料で審査や契約体系がシンプルなQoo10は、他のECモールに比べると非常に出店し易いと言えます。

多様な決済方法が利用できますので、決済システムを導入する必要もありません。月額の固定費も不要でいつでも退店できるので、気軽に参入できるのではないでしょうか?

そんなQoo10に出店するメリットを説明します。

メリットその1・出店のランニングコストが安い

Qoo10に出店する1番のメリットは月額固定費が無料でランニングコスト(固定費)が安く、店舗運営の負担が少ないことです。

例えば楽天市場の場合、商品の売上に関わらず「月額出店料」や「システム手数料」が発生します。そのため、諸費用を考慮した上で販売価格を決めなければ、利益率が下がってしまいます。そうすると販売価格を上げなければいけませんので、価格競争力が低下することになります。

Qoo10は売上金の清算時に販売手数料が発生するだけで、月額固定費が無料でシンプルな料金体系ですので、非常に店舗運営しやすいと言えるでしょう。

メリットその2・決済手数料はQoo10が負担

しかもなんと決済手数料はQoo10が負担してくれるんです。出店者が支払うのは商品の種類に応じて6%~10%かかる販売手数料だけ。更に決済方法も多様な決済方法を使用できます。Qoo10で使用できる決済方法は下記となります。

  • クレジットカード
  • 銀行振込
  • コンビニ&ATM(ゆうちょ銀行含む)
  • paypal(AMEXを含むクレジットカード、銀行)
  • ソフトバンクまとめて支払い
  • auかんたん決済
  • ネットバンキング(PAYGENT)
  • Suica決済

これだけ豊富な決済方法が使用でき、決済手数料もQoo10が負担してくれるのは、かなりのメリットと言えるでしょう。

たとえば楽天市場の決済手数料は月間売上100万円未満の店舗の場合は税別3.5%、月間売上500万円未満で平均決済単価7,000円未満の店舗の場合は税別3.3%です。

月額売上500万円×税別3.3%=税別月16.5万円の決済手数料が必要

実店舗でも、決済手段によって決済手数料がかかります。

スマホ決済クレジットカード
税別1.6%~3%くらい税別2.5%~3.5%くらい

楽天市場の場合は月額固定費やシステムサービス利用料などの色々な料金がかかりますので単純に比較はできませんが、実店舗販売でも決済手数料はかかります。

Qoo10では決済手数料がかからないのは、メリットが大きいと言えるでしょう。

メリットその3・出店が簡単

Qoo10は出店が簡単なのも出店者にとっては、メリットが大きいと言えるでしょう。未成年でも親権者などの同意書を提出すれば出店ができ、最短3日で出店可能です。

特に副業で販売されている方や、個人で販売されている方は他のECモールでは出店ができなかったり、審査が厳しかったりします。また、申し込みから実際に販売を開始できるまでに2週間から1ヶ月くらいはかかることもありますね。

このような点をふまえても、出店が簡単ですぐに販売をはじめられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

Qoo10出店のデメリット

Qoo10の利用者は約80%が女性で、10代~30代の女性が利用者全体の約67%を占めています。そのような特徴があるECモールとなりますので、販売されている商品や実際に売れる商品が決まってくることなどが予想できます。

そんなQoo10出店のデメリットを説明していきましょう。

デメリットその1・知名度が低い

Qoo10は楽天市場やAmazonにくらべると知名度が低くなります。楽天市場やAmazonは登録者数も多くテレビなどのCMも多く流されています。それにくらべると知名度は低いと言えるでしょう。

Qoo10がeBayグループ入りしたのが2018年4月で、そこからは知名度アップのためのテレビCMなどを展開しています。Qoo10の発表によれば「2019年の年間流通総額は前年比40%増」とのことで、新規会員数も急増しているとみられます。

それではECモールごとの利用度をみてみましょう。

1Amazon90.6%
2楽天市場88.1%
3yahooショッピング73.9%
4価格ドットコム48.7%
5LOHACO42.3%
6Qoo1027.7%
7ANAショッピング14.8%
8コストコ14.2%
9LINEショッピング12.6%
10JALショッピング11.3%

2020年ごろのデータになりますが、Qoo10は6位となっています。利用度は非常に伸びてきていると言えるでしょう。

ただし、現状はAmazon、楽天市場、Yahooショッピングの利用度が非常に高く、「Amazon、楽天市場、Yahooショッピングを知っている人のほとんどが、この3サイトを利用している」ことになります。そして、それ以外のサイトをたまに利用する状況になっているようです。

デメリットその2・管理画面が使いにくい

Qoo10の管理画面は使いにくいと言われています。

システム自体が日本用にカスタマイズされているわけでなく、海外仕様のものを日本語訳したシステムであるため、使いにくさを感じてしまう方が多いようです。Amazonのセラーセントラルに近い使用感になりますね。

最初の頃は、管理画面の仕様に慣れていないため、使いにくく感じる部分もあります。商品の状態を一括で操作し「終売」「取引待ち」にできる便利な機能も多くありますので慣れてしまえば便利な管理画面と言えるかもしれません。

デメリットその3・売れやすいジャンルが決まっている

Qoo10は売れやすいジャンルが決まっていると言われます。Qoo10サイトのトップページをみればすぐに分かりますが、「レディースファッション」「ビューティーコスメ」が主力商品となっており、特に韓国製品の取り扱いが多くなっています。サイトの構成やキャンペーンとしても「韓国ファッション特集」などがあり、むしろサイトのアピールポイントとなっています。

もともとQoo10は韓国系のECモールがスタートであり、韓国コスメや韓国ファッションが好きな女性を中心に認知度を高めていった経緯があります。今もその流れは変わらず、全体的な認知度が高くなりなおさら加速しているかもしれません。

Qoo10への出店を検討するのであれば、

  • 売れやすいジャンルの商品を売るか
  • 売れ筋以外の商品をいかに売っていくか

を考える必要があるでしょう。

Qoo10出店方法のまとめ

Qoo10出店方法のまとめ

  • Qoo10は、10代から30代の女性に人気の高いECモール
  • 2020年12月に会員数が1,750万人を突破
  • 出店手続きは簡単で、出店費用も無料なので出店しやすい(2021年12月現在)
  • 月額固定費が無料で、決済手数料はQoo10が負担
  • 支払うのは販売手数料6%~10%のみで運営負担が少ない
  • 販売管理ツール(QSM)と物流代行サービス(QWMS)があり運営もしやすい

Qoo10の出店は、出店のランニングコストが安く、決済手数料はQoo10が負担してくれ、出店が簡単なことは大きなメリットです。ただし、ECモール大手3サイトにくらべると知名度が低く、管理画面が使いにくく、売れやすいジャンルが決まっている点は注意が必要です。

副業や個人でも出店可能なので、そういった方にとって、始めやすいECモールです。特に、Qoo10の主要顧客である10代から30代の女性向けの商材をお持ちの方は、非常に魅力的な出店先と言えるでしょう。

プロモーションやセールなど、初心者には手が回りにくいマーケティングについても、基本的にはQoo10が行ってくれるので、初めてのネットショップ出店にも安心です。Amazon転売がある程度軌道にのってきたら、次はAmazon以外でも商品販売して、売上の拡大を狙っていきたいところですよね。

そんなときは、おすすめの販売代行サービス「hanro+(ハンロプラス)」が便利。Qoo10での販売も簡単に行えます。Amazon FBAで保管・販売されている商品を、「Yahoo!ショッピング・Qoo10・au PAY マーケット・自社運営サイト」などで全自動、かつ同時販売してくれます。

販売代行サービス「hanro+(ハンロプラス)」で、手間も費用もかけずに、Amazon販売からQoo10などに展開できてEC販路を広げられます。

「初めてネット販売する方」や、「大手ECモールのランニングコストの高さに悩まれている方」、さらに「Amazon販売が軌道にのって、次の販路を開拓したい方」は、Qoo10への出店を選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょう。

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