販売チャネルを拡大させる3つの方法!戦略立案方法のポイントも解説
こんにちは!ハンロプラス編集部のコレちゃんです。
さて、今回は販売チャネルの拡大方法や開拓の戦略立案方法について解説していきたいと思います。販売チャネルの拡大は売上を伸ばす上で非常に大事ですからね。ECを運営している方や、営業系のビジネスを展開している方にとっては最重要の課題とも言えるでしょう。
今回はチャネルとはなにか?その説明から、販売チャネル拡大の重要さ、そして具体的な拡大方法までを徹底的に解説していきます!販売チャネル拡大を検討している方はぜひ最後までご覧下さい。
目次
チャネルとは?
まずは簡単にチャネルという言葉から説明していきましょう。もう既に知っているという方は飛ばして頂いても結構です。
チャネルとは「経路」や「水路」「手段」などを指す言葉。日本語ではチャンネルと言ったりします。そして、そちらのほうが馴染みが深いかも知れませんね。実際、この2つは同じ言葉で、同じ意味をもっています。
チャネルとチャンネルの違いは発音の違いだけ。意味は同じで、主にビジネスシーンではチャネルを、放送業界などではチャンネルを用います。
ビジネスにおけるチャネルとは、顧客へのアプローチ手段を指しており、チャネルの数が多ければそれだけ顧客にアプローチできる数も多くなるのです。つまり、売上の増加につなげることができるんですね。Webマーケティングや実店舗、広告やキャンペーンなどチャネルの種類と手段は非常に多い!それらの数が多ければ多いほど顧客へのアプローチにつながるのです。
ちなみに、ビジネスにおけるチャネルでは、更に細分化された3つのチャネルが主に用いられます。それぞれ解説していきましょう。
1・販売チャネル
販売チャネルとは、その名のとおり販売する為の経路や手段のことを指します。主に実店舗やECサイトなどの事を言いますね。本記事では主に販売チャネルの拡大方法について解説していきますので覚えておいて下さい。本記事だけでなく、ビジネスシーンでチャネルという言葉を用いるときは大概が販売チャネルのことを指しています。3つのチャネルの中でも販売チャネルはそれだけ大事なんです。
更に販売チャネルの中でも代表的な4つのチャネルについて解説しましょう。
その1・Webマーケティング
まずはWebマーケティングです。Webマーケティングとはインターネットを利用した販売手段全般の事を指します。ECサイトやSEO、リスティング広告などなど。とにかくインターネットを使った販売チャネルは全てWebマーケティングです。
今はネットを使って買い物をする人が多いですからね。Webマーケティングは販売チャネルの中でも最も重要な位置を占めていると言っても良いでしょう。
その2・実店舗
重要なのはWebだけではありません。やはり、実店舗も今でも重要な販売チャネルの一つ。どれだけインターネットが発達しても、やはり自分の目で物を見て買い物をしたいという顧客は一定数いますからね。
その3・営業代行
営業代行も立派な販売チャネルの一つ。顧客との接点は一つしかありませんが、場合によってはかなりレバレッジをかけることができます。
また、実店舗やECサイト等などの連携も可能で、うまく使えば非常に優秀な販売チャネルとなるでしょう。
その4・代理店営業
代理店営業も営業代行と非常に似通った販売チャネルですね。代理店の場合、営業代行と違って流通チャネルやコミュニケーションチャネルが組織的に運営されており、より売上を伸ばせる可能性があります。
ただし、代理店側に支払う手数料やパーセンテージがありますので、費用の計算だけはしっかりとしておきましょう。
2・流通チャネル
流通チャネルはその名の通り、流通やそれらの手段を指す言葉です。小売業者さんや卸売業者さんなんかも流通チャネルに分類されますね。商品が販売する側から、購入者に届くまでのルートは全て流通チャネルという言葉に収束されます。
3・コミュニケーションチャネル
販売チャネルと流通チャネルはなんとなく言葉からもイメージしやすいチャネルでしょう。では、コミュニケーションチャネルとは何なんでしょうか?これもその名の通り、顧客とのコミュニケーション手段の事です。企業が顧客とコミュニケーションをとる為の手段をコミュニケーションチャネルと言います。
具体的にはSNSやメール、アプリ、DMなどなど実に幅広い手段があるんですね。こちらも重要なチャネルですので覚えておいて下さい。
ECにおいて販売チャネルの拡大がいかに重要か
以上が代表的な3つのチャネルです。どれも重要ですので、ぜひ覚えておいて下さい。そして、その中でも特に重要なのが「販売チャネル」です。販売チャネルを増やすことができれば、それだけ売上の増加に繋げることができますからね。
流通チャネルも、コミュニケーションチャネルももちろん重要です。流通チャネルが発達していないと顧客まで商品が届きませんし、コミュニケーションチャネルがないと顧客に商品を訴求できません。しかし、販売チャネルはそれ以上に重要なチャネルなんです。特に、あなたがECサイトを運営しているのであれば販売チャネルの拡大はまさに生命線とも言えるでしょう。販売チャネルの拡大が売上増加の一番の鍵ですからね。
では、どのようにして販売チャネルを拡大していくのか?その実際の方法について解説していきましょう。
ECにおける販売チャネルの拡大方法
その1・他のECサイトに出店
既にECサイトに出店しているのであれば、一番簡単な拡大方法は他のECサイトに出店してみることです。他のECサイトに出店すれば、それだけで販売チャネルが拡大されます。ECサイトを運営しているという事はECサイトに関する知識もそれなりにあると思いますので、他のECサイトに出店してもスムーズに拡大することができるでしょう。
特にオススメなのがAmazonと楽天です。どちらか一方にしか出店していないのであれば、どちらにも出店してみるのがオススメですよ。やはり、この2つは大手ECサイトの中でも2トップですからね。集客力が高いのでチャネル拡大の恩恵を受けやすいでしょう。
その2・インバウンドマーケティングを用いる
インバウンドマーケティングとは?あまり聞き馴染みのない言葉かも知れませんね。インバウンドマーケティングとは見込み客から問い合わせをもらう方法のこと。例えばあなたが保険の営業をしているのなら、個人のお客さんに営業をするのではなく、保険を求めている人が集まりそうな不動産屋さんに営業をします。そうすれば最小限の労力で、たくさんの集客が見込めますよね?このように、自分が求めているお客さんが集まる場所に営業をしにいくことをインバウンドマーケティングと言います。
販売チャネルの拡大はそれだけ人件費もかかりますし、費用も増えてしまう可能性があります。売上を伸ばすだけでなく、いかにレバレッジをきかせるかが大事です。インバウンドマーケティングを用いれば、レバレッジをきかせながらたくさんの人に営業することができますよ。
その3・販売代行サービス等を利用する
販売代行サービスを利用するのも販売チャネル拡大において非常に有効な手と言えるでしょう。販売代行サービスを使えば、それこそ最大限のレバレッジをきかせることができますからね。もちろん、費用はある程度かかってしまいますが、それでも十分な成果を得られる可能性は高いでしょう。
また、ECの販売チャネル拡大であれば、ハンロプラスは非常にオススメですのでぜひ活用してみて下さい。
販売チャネル拡大戦略の考え方
以上が販売チャネルの拡大方法です。販売チャネルの拡大を検討している方は、ぜひこれらの方法を活用してみて下さい。
では、これらの方法以外に、独自で販売チャネルの拡大方法を検討したい場合、どうすれば良いのか?その戦略立案の考え方を解説していきましょう。独自立案で販売チャネルを拡大することができれば、より売上増を目指すことができますよ!
その1・STP分析
販売チャネルの拡大を立案するうえで、まず大事なのがSTP分析です。STPとは「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」という3つの言葉の頭文字をとった言葉です。
セグメンテーションとは市場の細分化のこと。顧客を同じニーズをもつグループに分けることを言います。ターゲティングとはその言葉のとおり、セグメンテーションでグループ分けしたなかから、どの顧客を狙うのかを決めること。最後にポジショニングはターゲットを設定したうえで、自社の立ち位置を明確にする行為をさします。
このSTP分析をおこなえば、ターゲットする顧客だけでなく、市場における自社の立ち位置も分かります。自社の立ち位置が分かれば、どのようなチャネルが求められているか分かりますからね。販売チャネルの拡大戦略を立てたいのであれば、まずはSTP分析をおこなうことをオススメします。
その2・4Pのバランス
4Pとはマーケティング用語で、「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「コミュニケーション(Promotion)」の頭文字をとった言葉です。
どのような商品をつくるのか?価格はいくらにするのか?販売場所はどこがベストか?商品のプロモーション方法はどのようにするのか?販売チャネルの拡大を検討しているのであれば、これらのバランスをとることが大事です。どれかに偏ることなく、バランスをとった施策を打ち出すようにしましょう。
3・ユーザーファーストを心がける
販売チャネルの拡大をするうえで、どうしても自社の売上やコストが気になってしまいますよね?それは間違いではないでしょう。しかし、最も大事なのはユーザーファーストです。顧客に満足してもらわなければ、最終的に顧客が離れてしまう可能性が高くなります。
顧客の利益を高めれば、リピート率や顧客満足度が上がり、結果的に自社の売上げアップにも繋がります。そんなことは当たり前に考えているという方も多いでしょうが、販売チャネル拡大を検討している方はこの気持ちを忘れないでいて下さいね!
販売チャネルのトレンド
最後に販売チャネルのトレンドについて解説していきたいと思います。今のトレンドを知ることで、今後の販売チャネル拡大の戦略が見えてくるでしょう。
その1・ECの展開
EC市場は今後も更に拡大していく可能性が高い市場です。まだECで自社商品を販売していない方は、ぜひ検討してみてください。もう既にECに出店している方は、複数のECサイトに出店してみるのも良いですね。
今は昔と違って出店方法も簡単になっていますし、初期費用が安いECサイトもあります。ECの導入は必須とも言えるでしょう。
その2・SNSの販売チャネル化
SNSはコミュニケーションをとる場所だけでなく、販売チャネルとしても活用することができます。とくに若い世代をターゲットにしたいのであれば、SNSを活用しない手はないでしょう。今は若い世代はECサイトだけでなく、インスタやTwitterから商品を検索したり、口コミを調べたりしますからね。
SNSから商品を購入できるサービスや、SNS上での広告運用も非常に重要です。SNSの販売チャネル化も検討してみましょう。
その3・オムニチャネルの導入
オムニチャネルとはECサイトや実店舗、SNSなどオフラインやオンラインを問わずあらゆるメディアを通じて顧客とコミュニケーションをとる戦略のことを指します。
「オムニ」はラテン語で「あらゆる、全て」を意味します
では、オムニチャネルとは実際にどのようなものなのか?例を交えて解説しましょう。例えばあなたが実店舗に衣類を買いに行ったとします。実店舗に自分に見合うサイズがなく、店員が手持ちのスマホからネットショップにアクセスし、あなたが求めるサイズの在庫を確認します。合うサイズが見つかったのでその場で決済を済ませ、後日に自宅に商品が届いた。このように、実店舗とネットの境界線をなくして、商品を購入できるようになるのが「オムニチャネル」なんです。
オムニチャネルを導入すれば、より販売チャネルの拡大に繋がります。組織体制の構築、在庫状況の一元管理、顧客情報の一元管理など、導入は簡単ではありませんが、機会損失を防げるだけでなく顧客満足度もお大幅に高まります。オムニチャネルの導入はぜひ検討してみましょう。
販売チャネル拡大のまとめ
以上が販売チャネル拡大方法です。今回紹介した3つの方法だけでなく、戦略立案方法をつかめば、きっと無限大に販売チャネルの拡大方法は広がっていくでしょう。
また、ECにおける販売チャネルを拡大するうえでおすすめしたいのが、「hanro+(ハンロプラス)」というサービスです。
「hanro+(ハンロプラス)」はAmazonのFBA倉庫で管理・販売されている商品を無料で他の販路でも販売してくれるサービスで、自社のAmazon在庫を楽天市場をはじめヤフーショッピング、Qoo10、au PAY マーケット、自社運営サイトなどで同時販売することができます。
AmazonFBA倉庫で商品を管理しておけば自動的に販路を広げることができるため、販売チャネルの拡大には最適のサービスと言えます。