楽天市場へ出店する5つのメリット・デメリット!費用や方法も徹底解説
こんにちは、hanro+(ハンロプラス)編集部のコレちゃんです!
楽天市場は知名度が高い総合オンラインショッピングモール。その人気の秘密は場所を問わずに買い物ができるという点。ネットさえ繋がれば至るところでショッピングが叶うので、日々多くの人に利用されています。
知名度の高さだけでなく、様々なジャンルで高いシェア率を誇り、集客しやすいという点も注目を集めています。しかし、楽天市場に出店するのにもメリットがある一方でデメリットもあります。どちらも把握した上で出店を行うか検討したいものです。
そこで今回は楽天市場に出店する際のメリットやデメリット・費用や審査について詳しく解説をしていきます。楽天市場への出店を検討している方はぜひ最後までご覧くださいね!
目次
楽天市場に出店するメリット
日々多くの人に利用されている楽天市場にて出店を行うメリットは、下記の5つがあげられます。
- 圧倒的な市場規模と集客力
- 専任のコンサルタントが付く
- 信頼感があるため、ユーザーが安心して購入しやすい
- ツールが充実していて店舗運営がしやすい
- キャンペーンで売上増加や顧客獲得が見込める
それぞれのメリットについて詳しく紹介をしていきますね。「ネットショップ運営を始めてみたい」と考えている人は参考にしてみてください。
メリットその1・圧倒的な市場規模と集客力
楽天市場に出店する際の最大のメリットは、何と言っても集客力が高い点です。楽天市場の他にもAmazonやYahoo!ショッピングといった有名ショッピングサイトも存在しますが、なかでも楽天市場は知名度が高く、市場規模が大きいので多くのユーザーが毎日利用しています。
数字を見ると楽天市場の市場規模が特にわかりやすく、楽天会員のID数は1億2380万で国内EC流通総額は4兆5000億円ほど。もちろん全ての会員が毎日利用しているというわけではありませんが、それでも多くのユーザーが利用し、高い流通総額を出している状態です。
知名度が低いECサイトは市場規模が低いことに伴い、どうしても集客力も低い場合が多いため、出店してみたは良いものの苦戦することも少なくありません。楽天市場であれば初めて店舗運営を行う場合でも、しっかりとユーザーが見やすいサイトにすることができていれば多くのユーザーにみてもらいやすいですね。
メリットその2・専任のコンサルタントが付く
市場規模や集客力の高さからも楽天市場は注目されていますが、他にもネットショップ運営初心者の人でもしっかりと売上を出していきやすいことでも人気があります。その理由として、楽天市場は一店舗に一人のショップアドバイザーやECコンサルタントが付き、丁寧にサポートしてくれます。専任のコンサルタントが付くことによってユーザーのことを意識した店舗づくりができるため、開店したのに全く人がこないといった状態を回避することができます。
自分で起業した場合は店舗運営を行うための専任コンサルタントを付けると、どうしても高額なコストがかかってしまいます。費用面から考えても楽天市場はネットショップ運営の初心者に優しいと人気です。
メリットその3・ユーザーからの信頼感が高い
楽天市場の場合は安心できる大手企業が運営を行っているという信頼感をすでにユーザーから獲得しているので、安心して買い物をしてもらえる仕組みが作られています。知名度が低い店舗ではどうしても運営元がわかりにくいため、ユーザーは疑問を抱きながら購入することも多いですからね。しかし、楽天市場は知名度はもちろんのこと、厳しい審査をクリアした店舗のみが出店できるという独自の基準があるのでユーザーも安心して商品を購入できます。
他にも、楽天市場では安心して商品の購入ができるように、楽天独自のガイドラインが設けられており、違反者がいないか日々パトロールが行われています。当然、出店者はガイドラインを守った運営を行う必要がありますが、違反者が少ない状態で運営が行われているという点もユーザーが安心して購入しやすい状態に繋がっています。
メリットその4・ツールが充実していて店舗運営がしやすい
楽天市場は信頼感があるという点や専任のコンサルタントがついてくれるという点からも初めて店舗運営を行う人に人気ですが、店舗運営支援サービス・ツールが充実しているため、外部の業者に依頼したかのような高いクオリティの店舗を持つことが可能なのも強力なメリットの一つ。
実際に楽天市場が提供している店舗運営支援サービスでは「RMS Service Square(RMSサービススクエア)」があり、店舗を訪れた人が思わず見たいと思えるような写真の撮影や店舗ページの作成ができます。具体的に利用できるプランでは「商品撮影プラン」「制作支援ツールの利用」「ページ制作の外注」が存在し、商品撮影プランはグルメ撮影やファッション撮影・イベント撮影などに特化したプロが撮影を行ってくれるサービスです。臨場感のある写真を撮影してくれるため、ユーザーの目に止まりやすい品質の良い写真を掲載できますよ。
他にも制作支援ツールでは既存のテンプレートを使用することによって、パソコンやスマホのどちらにも対応したおしゃれな商品ページが作成できます。HTMLのコーディングやバナー制作といった高度な専門知識を覚えずに優れた店舗ページの作成が可能なのも魅力的ですね。
メリットその5・キャンペーンで売上増加や顧客獲得が見込める
楽天市場は他にも他社と比べて圧倒的にキャンペーンが多く、店舗運営者側としても顧客獲得や売り上げ増加につなげやすいという点が魅力です。楽天市場では定期的にTVCM・Web広告宣伝を行っており、多くの人が「ポイントが〇倍」といった情報を目にしたことがあるのではないでしょうか。楽天市場はポイントが貯まりやすいことでも知られており、「気付かないうちにポイントがかなり貯まっていた」というユーザーも少なくありません。「ポイントが溜まったから、何か買ってみようか」という購買意欲が湧くユーザーも多いものです。楽天市場にある店舗をネットサーフィンすることによって他のものまで欲しくなり、ついつい予定以上の買い物をしてしまう人も多いですね。
このように、ユーザーの購買意欲が上がりやすいキャンペーンが定期的に行われているため、店舗運営側としても新規顧客の獲得がしやすい上に、売り上げ増加を図りやすいというメリットがあります。他にも楽天市場ではスポンサーとコラボしたセールも多く行われており、集客がしやすいです。店舗運営者は何の準備をしていなくても信頼度が高いキャンペーンに参加できるため、売り上げが伸びないことで悩むことは他のECサイトと比べると少ない傾向にありますよ。
楽天市場に出店するデメリット
楽天市場で出店を行うメリットは豊富ですが、出店する際にはデメリットも把握した上で出店を行うのが好ましいです。下記の5つが楽天市場で出店を行う際のデメリットになりますので、しっかりとチェックしておきましょう。
- 出店にかかる費用が高い
- 集客には広告が必要
- ショップページのカスタマイズなどに手間や費用がかかる
- ライバルが多いため価格競争になりやすい
- ルールや規制が厳しい
それぞれの特徴について詳しく解説をしていきますので、参考にしてみてください。
デメリットその1・出店にかかる費用が高い
楽天市場のデメリットで切っても切り離せないのが出店料に関する問題です。ECサイトは数多く存在しますが、ECサイトの中でも楽天市場は特に出店料が高額であることで知られています。
他のECサイトでは初期費用や月額料金不要で出店ができるものが多いのにもかかわらず、楽天市場では初期費用が60,000円、月額費用に関しては一番安いプランでも19,500円、合計すると初期費用だけで約80,000円必要です。さらに、店舗運営ではランニングコストや他にも必要な経費が存在します。また月額費用はがんばれ!プランなら1年間分の一括前払い、スタンダードプランなら半年間の一括前払いですので、出店初期費用は約300,000円以上の費用がかかります。
どのように店舗ページを作っていくかにもよりますが、ページデザインを自分で行うことができるものの、専門知識がない状態ではプロが手掛けたページと比べるとクオリティの差が生まれます。そうなると他の店舗が競合になった際に見栄えせず負けてしまうことも少なくありません。外注する際や高いプランを利用するとその分、出店するための費用が高くなるため、ある程度の予算を用意した上で始める必要があるという点は把握しておきましょう。
デメリットその2・集客には広告が必要
楽天市場はすでに高い知名度を持っているため、他のECサイトと比べると集客率が高いです。しかし、楽天市場は数多くの人が出店を行っているため、楽天市場内だけでも競争率が高いといっても過言ではありません。さらに楽天市場は集客率が高いものの、必ずしも自分の店舗に訪れてくれるというわけではないため、広告などを出して宣伝をしていくことが必要です。広告を出していく方法にもよりますが少なくとも初期の段階では楽天市場内の広告を利用しなければ、なかなか足を運んでもらいにくいため、広告を出すためのランニングコストも必要という点を把握しておきましょう。
ただし、楽天市場では様々なキャンペーンが行われているため、新規顧客の獲得ができやすい他、一度購入してくれたユーザーに対して丁寧な対応を行っているとリピート顧客として定着してくれやすいです。広告などをしっかりと行って顧客の獲得を行うことが必要ですよ。
デメリットその3・ショップページのカスタマイズなどに手間や費用がかかる
楽天市場では、テンプレートを活用してプロが作るようなオンラインショップの開設が可能ですが、他の店舗と差別化を図りたいと考える場合はカスタマイズが必要になります。カスタマイズできるのはメリットでもありますが、楽天市場ではショップページの作成を行う際の自由度が高いため、知識がない状態でテンプレートも使わないとあまり良い店舗ページの作成ができないのはデメリットでもあります。
そのため、しっかりと他の店舗とは異なった店舗ページにしたいと考えている場合は作り込みが必要であるとともに、作り込みを行うための費用や手間・時間が必要です。どうしても高いクオリティの店舗ページから始めたいと考えている場合は外注を行う方法や、楽天市場が提供しているRMS Service Square(RMSサービススクエア)のサービスを利用して作っていくのがおすすめですよ。
ただし個人で作り込みを行う際の注意点として、プランによっては画像容量や登録可能商品数が異なるため、画像の容量や商品数を考えた上でプランの契約が必要です。商品の画像は、多いほど魅力が伝わりやすいため、画像をたくさん掲載することを前提に高めのプランに加入するとともに、カスタマイズで画像が見えやすいようにするようにしておきましょう。
デメリットその4・ライバルが多いため価格競争になりやすい
楽天市場は多くのユーザーが登録を行っているとともに、流通総額も他のECサイトと比べると高いため、出店を行う人がたくさんいます。出店数が多いとどうしても同じ商品・似た商品を販売するようになるので、同じ楽天市場内でもライバル関係になることも出てくるはず。ライバルが多いと他の店舗との差別化を図るために様々な点を考えることが必要で、価格面での競争や購入者に対する特典・アフターサービス・商品の内容がわかりやすい写真や説明といったポイントを意識することが必要です。
他にも、楽天市場内での競争になりやすいため、今までの販売実績や購入者に対する対応に関するレビューなどが購入するまでの重要なポイントになります。しっかりと売上を作っていくためにも意識していくことが重要ですよ。
デメリットその5・ルールや規制が厳しい
楽天市場は独自のガイドラインで守られているため、出店者はガイドラインを意識した運営やショップデザインを行っていくことが必要です。ガイドラインの厳しさはユーザーが安心して利用できる信頼にもつながりますが、ルールや規制が厳しいことから他のECサイトと比べると楽天らしいデザインがどうしても出てきてしまいます。よって同じ楽天市場内でも差別化が図りにくいのが現状です。
他にも楽天市場の場合は、スピーディーな対応や変更が魅力ではあるものの、急な変更から出店者が柔軟に対応していくことが求められる場合もあるため、ガイドラインの変更などは随時チェックを行うことが必要です。ルールや規制に縛られない、自分の個性をしっかりと出したいと考えている場合は楽天市場は少し不向きになりますので、ルールや規制を確認した上で出店を行うのか考えましょう。
楽天市場への出店(開設)方法と流れ
楽天市場で出店を行いたい場合は、下記の4つのステップを行う必要があります。
- 出店申込〜書類審査
- RMSアカウント開設
- 店舗オープン準備〜開店前審査
- ネットショップオープン
どのような流れなのか、出店方法について開設をしていきますので、楽天市場で出店を行いたいと考えている人は参考にしてみてください。
ステップ1・出店申込〜書類審査
楽天市場で出店をしたい人は、まず楽天市場の公式サイトを開くようにしましょう。公式サイトから連絡を入れて必要事項の入力を行い、料金プランの設定やその他のオプションの確認などを行っていきます。申込に関してはそこまで難しくないのですが、取り扱う商品に関してや、出店形態に関してはさらに必要な書類が増える可能性があるため、楽天市場からの連絡がないか随時確認を行うようにしてください。
出店を行う際には、楽天市場内の定められた基準をクリアしているかといったポイントを審査するため、2週間から1カ月程度時間がかかる場合もあります。できるだけスケジュールに余裕を持った状態で出店申込を行うようにしましょう。
ステップ2・RMSアカウント開設
2週間から1カ月程度時間が経った後に、審査に通過すると楽天市場の担当者から連絡が入ります。出店審査に通過したら楽天市場独自のサービスでもあるRMS(Rakuten Merchant Sever)のアカウントを発行していきます。RMS(Rakuten Merchant Sever)に関してはほとんどの人が知識がないような状態になるため、詳しい店舗運営システムについての説明を担当者から受けます。RMSのサービスを利用開始する日が課金開始日となっているため、RMSを利用する際から本格的に楽天市場への出店が始まると考えるようにしましょう。
RMSアカウント開設を行う際には、初回出店料の入金が必要なので、審査を行っている段階から資金の準備は行っておくようにしてください。
ステップその3・店舗オープン準備〜開店前審査
RMSアカウント開設を行うことができると、実際に自分で運営を行っていく店舗のページ作成・店舗構築を行っていくようになります。前述で紹介しているように、楽天市場で出店を行う場合は専任のコンサルタントが付くため、店舗ページの作成や店舗構築に関しての相談を事前に行った上で作っていくようにするとイメージに合ったページ作成が可能です。
さらに、店舗をオープンさせるために配送方法や振込先口座の登録などを行う必要があるほか、実際に表示していく店舗ページの作成が出来た後でも開店前に審査してもらう必要があります。開店前の審査も時間がかかる場合が多く、3週間から1カ月程度の月日が必要になる場合が多いです。そのため、出店を行うための審査を含めても2カ月近くは開店前に時間がかかると把握しておきましょう。
ステップその4・ネットショップオープン
楽天市場の審査が完了した後はいよいよ開店。ネットショップをオープンしたからといって一気に顧客が足を運んでくれるというわけではないため、準備期間の間にできるだけ宣伝を行っておくのがおすすめです。
店舗をオープンする際には、審査後に店舗ページの確認を行ったうえでオープン手続きを進めるようにしましょう。
楽天市場の出店にかかる費用
楽天市場では出店を行う際に基本料金の支払いを行うほか、システム利用料やコミュニケーション機能利用料などのその他費用を支払う必要があります。
3つの基本料金プラン
楽天市場で出店を行う場合に基本料金の支払いが必要ですが、3つのプランが存在し、それぞれプランごとに大きく内容・魅力が異なります。
- がんばれ!プラン
- スタンダードプラン
- メガショッププラン
それぞれのプランごとの特徴について解説をしていきますので、楽天市場での出店を検討している人は費用面の計算を行う際の参考にしましょう。
がんばれ!プラン
「がんばれ!プラン」は初めてネットショップ運営を行う人を応援するようなリーズナブルなプランです。月額出店料が一番低いプランとなっており、年間一括払いで「19,500円/月(税別)」になります。システム利用料に関しては月間売上高に対して3.5%~7.0%です。
毎月の利用料金が低いことから、継続して利用しやすいのですが、登録できる画像の容量が500MBと低いため、画像をたくさん載せる場合は違うプランを選択するようにしましょう。登録できる商品数は5,000商品までなので商品数が少ない人にもおすすめのプランです。
スタンダードプラン
「スタンダードプラン」は目標にする月の売上が140万円以上の事業所向けプランになります。月額出店料は年間一括払いで「50,000円/月(税別)」になっていますが、分割2回払いも可能です。
月額出店料は高めになっているものの、システム利用料がその分安くなっており、月間売上高の2.0%~4.5%となっています。商品数は20,000個登録ができる上に、画像容量も最大5GBまで登録できるようになっているため、利便性の高さから多くの出店者が選択しているプランです。出店を検討する際にはスタンダードプランを念頭に置いて考えるようにしましょう。
メガショッププラン
「メガショッププラン」は楽天市場に出店する際のプランの中でも最も高い料金プランですが、登録可能商品数や画像容量が無制限という点が魅力のプランです。月額出店料は年間一括払いで「100,000円/月(税別)」が必要で、システム利用料に関してはスタンダードプランと同様の月間売上高の2.0%~4.5%となっています。
画像がたくさん掲載されていると登録されている商品の具体的なイメージができやすく、購入意欲を沸かせやすいですからね。他にも画像容量が無制限となっているため、商品に関する動画を掲載することができる点からユーザーから評判が良い店舗ページに育ちやすい傾向にあります。
その他にかかる費用
楽天市場で出店を行う場合、基本料金の他にもシステム利用料やコミュニケーション機能の利用料などといったその他の費用が必要です。
- 楽天ポイント付与料
- 楽天スーパーアフィリエイト利用料
- 取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
- RーMesse利用料
- 楽天ペイ利用料
具体的にどのような費用になるのか、出店する際に必要なその他の費用ごとの内容について詳しく解説をしていきます。
楽天ポイント付与料
楽天ポイントは、楽天会員が商品を購入する際に付与されますが、原資である購入金額の約1%が店舗側負担です。前の章でも触れているように楽天市場ではポイントシステムにも人気があり、ポイントキャンペーンが付いているときは多くの人が楽天市場の各ページをチェックしています。楽天ポイント付与料に関しては再度足を運んでもらうための必要経費だと考えるようにしましょう。
楽天スーパーアフィリエイト利用料
楽天市場ではアフィリエイト広告の管理も行っており、楽天が管理をしている元で宣伝をしてもらうことが可能です。掲載している商品ページのリンク掲載をブログやWebメディアで掲載を行ってくれるため、宣伝場所が増えるという点が大きな強みです。アフィリエイトパートナーに対しての支払いは楽天が代行を行ってくれるため、アフィリエイトを行っている人に対しての成果報酬と楽天への手数料の支払いが必要になります。
取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料
オンラインショップはサイバー攻撃やウイルスからしっかりと守られた状態で運営を行う必要があり、常に安全な環境でサービスの利用ができる、または安全に取引ができるようにシステム利用料を支払っていく必要があります。システム利用料に関しては月間の売上高に対する0.1%の金額になるため、そこまで高くはありません。安心できるユーザーと取引を行うため、安心できる環境下で店舗運営を行うために必要な経費と考えましょう。
RーMesse利用料
R-Messe(アールメッセ)とは、楽天が提供しているコミュニケーションツールで、お問い合わせ機能の役割を担っています。楽天専用のチャットツールだと考えるとわかりやすく、問い合わせに対するメッセージを迅速に返信ができ、購入意欲が高い状態を維持しやすいという点が魅力です。がんばれ!プランの場合は月額3,000円・スタンダードプランとメガプランは月額5,000円となっているため、こちらもユーザーの購買意欲を落とさないサービスとして必要経費だと考えておきましょう。
楽天ペイ利用料
楽天ペイは近年多くの人が利用しているキャッシュレス決済の一つです。楽天独自のサービスとして注目を集めていますが、楽天ペイを導入することによって顧客のユーザビリティが向上するほか、決済に関する業務負担が軽減できるという点が大きな強みになります。楽天ペイの利用料金は月間決済高と平均決済単価によって変動しますが、売買成立金額に対して2.5~3.5%の範囲だと考えておくとわかりやすいです。システムサービス利用料に関しては、月額100万円以上の店舗は客単価が安いほど割高になります。
オプションサービス
楽天市場に出店を行う際には、他にもオプションサービスとして「R-SNS」や「R-Mail」サービスを選択することも可能です。運営を行う上で必要なサービスというわけではないため、運営スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
「R-SNS」とはLINE公式アカウントやFacebookInstagramなどのSNSに出店店舗のアカウントを開設する機能を指します。SNSやLINEを利用して宣伝していくことができるため、高い宣伝効果を期待することが可能です。
「R-Mail」は楽天が提供しているメールマガジンサービスのことを指し、オプションとして付けることによって週に1回程度楽天会員にメルマガの配信が可能になります。利用料金自体は無料ですが、1配信あたり1円(税抜)の費用が必要になるため、10,000人にメルマガを送信しようと考えている場合は10,000円(税抜)の費用が必要です。
その他のサービス
楽天では、その他のサービスとして「楽天スーパーロジスティクス」や「楽天仕事紹介」などのサービスも展開しています。中でも楽天スーパーロジスティクスは、楽天市場で出店を行う人に向けた物流アウトソーシングサービスで、物流に関するすべての業務を対応してくれます。あす楽翌日配送エリアであれば全国90%をカバーしているため、顧客のニーズに応えやすい店舗を作ることが可能です。競合ショップとの差をつけるポイントにもなるため、しっかりとチェックしておきましょう。
楽天に出店するメリット・デメリットのまとめ
楽天市場は知名度が高い大手企業のモール型オンラインショップですが、メリットやデメリットがはっきりとしています。出店時の利用料金は少し高めとなっていますが、知名度が高い上に、キャンペーンを多く行っていることから、上手に利用することができるとしっかりと売上を稼ぐことが可能です。大きな金額が動く事業になるため、しっかりと計画を練ったうえで話を進めるようにしましょう。
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